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追悼

朝、名駅の近くの高速の下を10時頃車で通りかかると、警察官が野宿の仲間が寝ている場所に立っていた。車を降りて話を聞くと通行人からの通報があったとのことらしい。見ると、うすぶとん1枚で寝ていた50代ぐらいの仲間が、仰向けになり亡くなっていた。死後硬直が始まっていなかった事からまだ冷たくなって数時間であろうと言っていた。
 おいちゃんは黄色い顔をして、目は見ひらいたまま。顔はとってもとっても苦しそうな表情のまま亡くなっていた。昨夜はそういえばめちゃめちゃ寒かった。おいちゃんはどんな気持ちで逝ったのだろう・・?
野宿生活は、ほんとにほんとに過酷であると・・・このやるせなさはどうしたらいいのだろうか。おいちゃんの魂は空に昇ったのだろうか と
今日も寒さが染みる星空を見上げて想った。