報道から(千葉)

千葉・ホームレス暴行死:少年に有罪判決−−傷害致死罪で /千葉

 千葉市内の公園で02年、ホームレスの男性2人を暴行し死亡させたなどとして、傷害致死罪などに問われた佐倉市の解体作業員の少年(19)の判決公判が24日、千葉地裁であった。土屋靖之裁判長は「遊び感覚で、就寝中の路上生活者らに集団暴行を繰り返した身勝手な犯行」として、求刑通り懲役4年以上8年以下を言い渡した。
 判決によると、少年は、当時18〜19歳だった他の男3人=同罪などで公判中=と02年8月、千葉市中央区千葉公園で、長谷川勝さん(当時54歳)と加賀谷良吉さん(同60歳)に殴るけるの暴行を加え、死亡させた。同年5月と7月にも佐倉市内の公園で、ホームレス男性2人を襲って重傷を負わせ、うち1人から現金約40万円を盗んだ。
 検察側はこの日、少年と被害者の遺族との間で示談が成立したことを考慮し、求刑を従来の懲役5年以上10年以下から変更。また、土屋裁判長は判決で、「千葉市の公園での事件以外は見張りにとどまるなど、犯行への関与が他の共犯者に比べて従属的」と認定した。この事件での判決は少年が初めて。【山本太一】毎日新聞 2005年3月25日
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/chiba/news/20050325ddlk12040302000c.html