こんばんは 夜まわりです

野宿

今日は夕方小雨が降ったおかげで風が心地よい夜である。
夜まわりをして気付いたことは、毎回毎回、話をしてくれる仲間が増えていくことである。基本的に、寝ている仲間は起こさない。そのため、毎回顔を会わせることが出来るわけではない。起きているときには、大抵『夜まわりです』と言えば分かってくれる。寝ているときはビラなどを置いていくので、誰か夜まわりに来ていることは知っていても、誰がそうなのか最初は分からないので最初は訝しげな顔で見られる。見ず知らずの人に突然声を掛けられれば、誰しも身構えるのは当然である。2,3回目で顔見知りとなれる仲間いれば、3ヶ月目でやっと挨拶が出来る仲間もいる。
そして顔を知ってもらい、少しずつではあるがつながりが広がっていく。今日も一人の仲間が話をしてくれた。以前声をかけたとき怒られた仲間である。前回は、誰か分からなかったが、今回は顔を知っていたので対応してくれたようである。彼の近況、仕事のこと、笹島のことなど話してくれた。最後に『ご苦労さん』と笑顔で言われ、その場を後にした。