夜まわり

homeless7582005-02-25

2月も終盤となり、昼間には僅かな春の訪れを感じさせるような陽気となっているが、日が暮れると夜風も吹き、温度差もあって非常に寒く感じる。
今夜は、長者町コースを仲間と二人で担当する。
 まずは、地下鉄の駅へ向かう。以前はいつも同じメンバー5人の仲間がいたのに、ここ2週間誰もいなかったので、「ここは寒さから避難できる場所なのにな。追い出しがあっていられなくなったのだろうか。」と思っていたが、今夜は二人の仲間と遭遇。一人は以前「明日から3週間、港の仕事に言ってくるわ」と言っていた仲間でとても久しぶりに会い元気そうでうれしくなった。もう一人は、いつもいる一人で「地下鉄が閉まったら、S公園でダンボールを敷いて寝てるんだ。」と教えてくれたいつも夜まわりのお茶を楽しみに待っててくれて笑顔が素敵な仲間である。「追い出しがあったわけじゃなくて、ここ最近、他の場所が以前より早くダンボールで寝れるようになったんだよ。」と残りの仲間の寝てるところへ案内してくれ、一安心。「追い出しがあったのかと心配していたの。」と伝えると、「早く寝れるようになってねえ」ととてもうれしそうで、こっちもうれしくなってきた。
この仲間は、1年前長者町で寝ていて、若者に襲撃され、出血多量で救急車で運ばれる程の怪我をおった仲間である。
駅を後にし、いつも待ってくれているバス亭の仲間のもとへ向かう。私が風邪のためにマスクをしていると、「俺の風邪がうつったのか?」と心配してくれる。「早く治せよ」と励まされ、S公園に行くと、ダンボールで寝てる仲間が30名程いた。1名、起きている仲間がいて、毛布が必要との事なので車につんであった毛布を渡した。
今週の長者町コースの集計:44名