4.23野宿者追い立て・排除を許さない全国集会へ!

「野宿者追い立て・排除を許さない全国集会」に賛同・協力を!
 02年7月に成立した「ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法」は、安定した雇用の場の確保、居住の場所の確保などを目標としています。しかし、大都市部では自立支援センターがつくられ一定の施策が進められているものの、法律の最大の課題である安定した就労の場の確保の為の有効な施策は遅々として進んでいません。
 一方、公園などの適正な利用が妨げられているときは、自立支援等の施策との連携を図りつつ、法令の規定に基づき、必要な措置をとるとしているにもかかわらず、これらの要件を無視して公園などからの野宿者排除が強まっており、東京都では公園での野宿を禁止する条例の制定が検討され、大阪の西成公園では今年度中に野宿者が追い出されるのではないかと懸念されています。
 そうした中の1月24日名古屋市は、白川公園の野宿者7人が生活をしていたテント・小屋を、職員・ガードマン600人と警察官多数を動員して強制的に撤去しました。それまで当事者や支援者は、事実上のシェルターへの入所強要、シェルターを経由しない居宅保護という選択肢が説明されていないことなどの問題点を指摘して話し合いによる解決を求め、全国の法律家延べ119名はそうしたやり方で撤去の法的手続を進めることは違法であると二度にわたって名古屋市長宛に要望書を提出してきましたが、こうしたことが無視されたわけです。

 このような名古屋市の強制撤去・強制排除に対して、多くの疑問・批判が出されていますが、法的手続による強制排除のみならず、各地で行政が野宿者を排除する圧力が日常的に高まっており、また排除されている現実があり、野宿者排除を許さない論理や世論をどうつくっていくのかが全国的な課題となっています。

 4.23野宿者追い立て・排除を許さない全国集会
2005年3月4日
                   笹島連絡会
                   笹島キリスト教連絡会
                   ホームレス法的支援ネット愛知
【趣旨】
 強制追い立てのみならず、各地で野宿者を生活の場から日常的な追い立ての圧力が高まり、排除されている現実がある中で、こうした現実を把握・確認し、これらを許さない論理や世論をどうつくっていくかを考え、議論する機会にしたい。今回は直接的な排除を中心的に取り上げるが、就労の場からの排除などを社会的排除という視野も今後展望できるきっかけにしたい。 また、集会後街頭デモ・街頭情宣を予定しています。

【日時】
2005年4月23日(土)午後1時〜5時
【会場】
なごやボランティア・NPOセンター研修室(052-222-5781)
中区栄1-23-13伏見ライフプラザ12階(地下鉄「伏見」下車6番出口。南へ5分)

【集会プログラム】

  1. 社会的排除と野宿者」(仮題):都留民子さん(広島女子大学教授、4月から広島県立大学という大学になります)
  2. 各地からの報告「野宿者追い立て問題について」
    1. 名古屋:検討中
    2. 仙台:塩見豊久さん(NPO法人 仙台よまわりグループ)
    3. 大阪:秋山仁さん(釜ヶ崎キリスト教協友会メンバー)
    4. 東京:北川由紀彦さん(学術振興会研究員)
  3. 法律家より(検討中)
  4. 討論

【参加費】
無料(会場でカンパを募ります)
【カンパ送付先】
郵便振替口座 00840-9-11541 名古屋越冬実行委員会
「全国集会カンパ」と明記して下さい。

【共催】
笹島キリスト教連絡会
ホームレス法的支援ネット愛知
笹島連絡会
(連絡先)
名古屋市中村区則武2-8-13 笹島連絡会
この件に関するFAXとE-mailは、笹島診療所のものを借ります。
 FAX:052-451-4585  
E-mailアドレス: cl.4sima@fancy.ocn.ne.jp