夜まわり

冷たい風に体が冷え込んだわりには、久しぶりに綺麗でキラキラとした星が夜の空からこちらの世界を守っていることに気づいた時間でした。僕の隣には夜まわりの仲間、そして名も知らない仲間たちがこの夜一番の光で輝いていました。
先週名駅の近くでは寒い中、都会の輝くネオンの影に身を横たえて、誰にも知られずに命を引き取った仲間もいたようです。居場所もない、行き先もない、食べるものもなく、炊き出しなどの情報もまったく知らず、二日も何にも食べることができなかったので、我々のお茶を2杯も3杯も飲み続けた仲間もいました。それを見て聞きながら。。悔しい気持ちでいっぱいでした。また一方では無力感で体が震えるほどでした。
それでも。。。まだ隣に仲間がいる、何も手持ちの資源のない中でも。。メインストリームの社会から排除され続けてきたにもかかわらず、それでも自分の力で何かを始めることに躊躇わない仲間がいる。。それだけに今はこの寒さにも立ち向かえる。。やがて懐の中に入れてあった手も温まった気がした、そんな時間でした。

2月3日夜まわり報告
場所  人数  カイロ  風薬等
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栄北 36/3 21  1
栄南 38/3 38 毛布希望者1名
駅西 23/5 20  4
泥江 25/1 25  2
長者 44/2 32 胃腸薬大量、ビタミン剤9粒
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集計 166/14  136