中福祉申請行動

10月14日(金)の夜回りのとき、Sさん66歳と、Hさん52歳の2名の方から福祉の相談があった。
Sさんは、「体がだるい、いずれアパートで暮したい。可能であればシェルター*1に入所したい。」、Hさんは「シェルターに入りたい。」との要望でがあり、10月17日月曜日に中区役所に一緒に行く約束を交わした。
17日に当日朝、待ち合わせ場所へ行こうと準備をしていると、雨が降り出してきた。嫌な予感がするが、待ち合わせ場所へ急いだ。待ち合わせ場所には、夜回りの仲間であるGさんがすでに待っていてくれた。雨が降っているためか、いつもなら人通りのある場所が、閑散としていた。Gさんの話では、「Sさんを朝見かけたが、来る素振りがなかった」また、「無理やりつれ来るわけにも行かないし、彼の意思が尊重されることが大切だから」とのことで、あまり期待はしないが取り合えず時間まで待つことにした。
約束時間を過ぎたため、一度、中区役所福祉課に行き待つことにした。役所の方も、いつものことかと、こちらを気にする様子がなかった。30分程待っていたが、こないため、また朝の待ち合わせ場所に戻ることにした。役所から外に出ると、雨はすでに止んでいた。待ち合わせ場所で30分待ったが、相談者の方とは会うことができなかった。この日はこれで、福祉行動はお開きとなった。
朝の嫌な予感が的中してしまい、残念!金曜日から2日空くことから、相談者の気が変わってしまったのかもしれない。朝晩の冷え込み、雨の中どのように過ごされているのか心配でしかたがない。

*1:シェルター(緊急一時的な宿泊場所)とは、ホームレスの多い市(特別区を含む。)に対する国庫補助事業の「ホームレス緊急一時宿泊事業」である。この事業は、都市公園内などでテント張り、小屋掛けにより生活するホームレスに対して緊急一時的な宿泊場所(シェルター)を提供することにより、公共施設の適正な利用を確保するとともにホームレス自身の健康状態の悪化を防止する事業。・名古屋市の自立支援センター及び緊急一時宿泊施設(シェルター)の概要としては、http://www.pref.aichi.jp/iryofukushi/homeless/hyou5.htmを参照してください。